障がい者施設の防災
藤沢市で工事中の障がい者通所施設の「湘南むぎばたけ」の現場ですが、
先週は、建築、消防、神奈川県の検査を行いました。
消防検査の様子↑
工事はもう少し残りがありますが、無事各検査を終えることができました。
設計時より、お施主様からは災害時に防災拠点になるようにしてほしいとのご要望をいただいておりました。
利用者の方が、よそに避難をしなくても良いように、様々な災害時対応を施しています。
屋上には太陽光発電装置を設置し、蓄電池を設けています。
また、電気自動車の充電スタンドを設け、停電時には、電気自動車からも電源が確保できるようになっています。
また、植栽帯のなかには災害用トイレが2台設置してあります。
マンホールの中には、組み立て式の簡易便座とプライバシー確保のためのテントが収納されます。
先日の朝日新聞にも、災害時のトイレに関する記事がありました。
快適とまでは行きませんが、断水時でも使用できることが大切です。
避難場所では、障がい者の方が使いやすいトイレがなかなか無いのも事実です。
他にも、受水槽がありますので、水の確保もできますし。建物の構造も耐震性能を割り増ししてあります。
移動が困難な場合が多い事が予想されるこのような障がい者施設に、災害時対策は必須だと思います。
お知らせです。
今まで「横浜事務所ブログ」として本ブログを読んでいただいてきましたが、4月から「福祉研(障害者)ブログとして、より障がい者施設の事を中心に書いていくことになりました。
今後も、さまざまな情報を発信していきますので、引き続き読んでいただけると幸いです。
今後とも、よろしくお願い致します。