保育園のロゴマーク

深谷市で設計中の(仮称)あおぞら保育園のロゴマークを検討しています。
新設の保育園なので、園のイメージが伝わるようなロゴを考えてほしいとのご要望を頂いています。



6種類のロゴマークを案として考えました。
新設保育園ということも踏まえ、若葉や芽といったイメージと、「あおぞら保育園」から青空をイメージするデザイン、地域や大人が手を取り合って子供たちを育てるといった姿をモチーフにしたデザインです。

カラーは、大地や土、深谷の特産であるレンガをイメージした茶系と、これも特産の「ねぎ」や若葉をイメージした緑、そして「あおぞら」のブルーをベースカラーとして提案しました。

Tシャツなどにも入れたいということでロゴマーク的なデザインを意識しています。

この中で決まったデザインや色を、園舎のサインや一部の壁の色にも採用をしていきます。
ロゴマークやサインを考えるのは、建物の設計とは違う楽しさがあります。




ファサードのデザイン

 今年も早いもので1ヶ月を切りました。会社のそばにある伊勢佐木モールもクリスマスのイルミネーションがきれいに点灯しています。






横浜事務所では、東京都の某幼稚園の建替え計画が進んでいます。基本設計も大詰めになりファサードの検討にスタイロフォームで作成したスタディー模型を用いて、特に正面となる道路側の見え方を詰めています。



様々な可能性を模型やスケッチをもとに検討し決めていく訳ですが、園の顔ともなる面なので特に慎重に検討を重ねます。

建築のデザインは答えがある訳ではありません。デザインを決めていく上で設計者の感性に因るところが大きいのですが、もう一つは機能面から派生したデザインである事も大切だと感じます。

そんな事を考えながら建物のデザインを決めています。




川崎市の幼稚園計画

川崎市の幼稚園を計画しています。



この幼稚園は、一部既存園舎を残しての増築です。
既存園舎を残す場合の難しいところは、既存園舎とのつなぎ方です。

今回は、既存園舎にある階段を一度解体して、あらたに造りなおす計画にしました。
2つ残す既存園舎には、段差があり、階段を残すと動線が複雑になるのと、スペースが余分に必要とになるので造りなおして新しく向きを変えて設置することで、新園舎と既存園舎の動線がかなり良くなります。

園児の安全性と、管理の面でメリットがあると判断したため、まだ使用できる階段ですが思い切って造りなおすこととしました。
安全面はもちろんですが、こども達や先生方の動線も毎日のことなので、無理の無い事が大切です。

中庭式の回遊できる動線になり、既存園舎の動線も一体となった新園舎ができそうです。



保育園のパース

神奈川県内の某保育園の実施設計が完了しました。
スタッフの跡部が出来上がってきたパースをチェックし、イメージ通りかを確認しています。


この保育園はキリスト教系の保育園であるため、デザインは清楚にしたいとの考えがあり、外観は白い金属板とコンクリート成型板によるシンプルな構成としました。


また、同時に模型を作り、パースと合わせて最終的なイメージの確認をします。


来月から工事も始まります。
オーナーそして施工業者、私たち設計監理の3者が同じイメージを持つことが大切ですし、情報を共有することが良い建築を生む要素のひとつであると思います。



クイーンズスクエアの子供用トイレ

休みの日に横浜のクイーンズスクエアに行ってきました。
地下に子供用のトイレがあるのですが、ちょっと変わっています。
7歳になる娘が幼稚園の頃からの御用達のトイレです。


真ん中の緑の筒状のところが大便器のブースになっていて、壁際に小便器が並んでいます。(丸見えですが・・・子供だからいいのでしょう)
色とりどりのタイルで可愛らしい雰囲気です。


ブースはちょっとした隠れ家みたいなつくりになって、小さい子供はこういう空間が大好きです。


私たちの事務所は幼稚園や保育園を多く担当させて頂いていますが、トイレには特に力を入れるようにしています。2,3歳くらいから自分で用が足せる事と、トイレのマナーを学ぶという点からも大切な場として考えていて、子供たちが行きたくなるような明るく楽しいトイレ造りを心がけています。

トイレの計画は、動線や視線、使い勝手や配管の位置など考える事が多い場所ですが遊べる空間でもあります。結構、トイレの計画は奥が深いのです。



安全対策

先日、杉並の小学校で天窓から児童が落下し亡くなる事故がありました。
学校やマンション、公共施設などで起きた天窓からの転落事故は、平成2年以降少なくとも25件発生し、成人も含めて計17人が死亡しているそうです。決してあってはならない事故だと思います。

私たちの事務所は幼稚園や保育園などの幼児施設や学校などの教育施設も数多く担当させて頂いています。
プランをつくるなかで、中廊下や北側の保育室などにならざるを得ない場合に天窓を設置し自然光を採り入れる事をする場合がありますが、安全面には常に気を使うよう心がけています。

↓の写真は昨年竣工した共同住宅(賃貸)ですが、天窓の周囲には柵を設置しました。


マンションには小さな子供も住む事が予想されるので、オーナーの強い要望もあり安全面には特に配慮した設計となっています。

大切なことは、「〜しないだろう」ではなく「〜するかもしれない」の意識です。自動車の運転と同じです。
特に、小さい子供たちは大人が思ってもいない行動をとることがあります。
転んで角に頭をぶつけるかもしれない、隙間に指を挟むかもしれない、家具の上に登るかもしれない等、「かもしれない」事は数え切れないほどあります。
実際にやるやらないはオーナーとの相談にもよりますが、安全に対する検討は十分しておく必要があります。



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