横浜市建築確認・開発セミナー

今日は、横浜市建築局主催の「建築確認・開発セミナー」に行ってきました。
第9回目となる今回のテーマは、「 建築・開発行為等の可否 編 」でした。




前回のセミナーも満員でしたが、今回も大勢の方が出席していました。
設計事務所や民間の確認検査機関、不動産関係の方がほとんどだったそうです。
改めて、建築関係の人の多さに驚きます。


横浜市市条例や都市計画法の開発関係の解釈について、市の職員の方が説明をされます。

建築設計は、関係する法令も多く解釈に悩む事が少なくありません。
そういった意味では、このようなセミナーを開催していただけると助かります。

とはいえ、各物件ごとに敷地の状況が違いますので、基本的には役所に相談しに行く事が大切です。

設計をしていると、法や条例を自分なりに解釈(良い方に)をしてしまう場合が無くもありません。もし、間違っていれば、大きな問題につながる可能性がありますので、常に正確な解釈、新しい情報が求められます。

建築のディテールやデザインも常に勉強ですが、各法令も常に勉強です。

今日は、たいへん勉強になりました。






木造園舎セミナー in 埼玉

昨日は、埼玉県深谷市のあおぞら保育園で、最新木造園舎見学会&木造園舎セミナーが行われました。

暑くも無く寒くも無く、風が気持ちの良い日でした。まさにセミナー日和です。

あおぞら保育園の構造を施工した株式会社シェルター社さんの木構造の公演と、弊社「幼児の城」から最新園舎とこれからの園舎のトレンドについての講演でした。




40名を越すお客様がお見えになり、熱心に耳を傾けていらっしゃいました。

公演の後は、園舎建学会が行われ、その際沢山の方とお話する機会がもてました。
これから園舎建学をお考えの方が多いとあって、コストや材質など様々なお話をさせて頂き、
私どもにとってもよい機会がもてました。

シェルターさんの展示の準備をしているときから子供たちは釘づけです。



新しい遊具じゃなくて、ごめんなさいでした。

来週は長崎(10/6)と大分(10/7)で見学会とセミナーが行われる予定です。




「こどもの体が危ない!」ボーネルンドのセミナーに参加してきました。

 昨日は、ボーネルンド主宰のセミナーに行ってきました。

「こどもの体が危ない!」というテーマです。

講師は山梨大学准教授の中村和彦さんです。先生はこどもの発育に関する研究をされていて、
NHKの「からだであそぼ」と言う番組を監修されています。

先生の話によると、日本のこどもは危機的な状況にあるといいます。
こころの問題や体の問題など、問題は山積みです。

「こころの危機」として

・ストレスの増加
・意欲の欠如
・判断力の低下
・工夫することができない
・情緒や感情表現の欠如
・社会性のないこどもたち

「からだの危機」は

・体力の低下
・動作の未発達
・運動量の減少
・けがの増加
・生活習慣病の増大
・アレルギー、体温異常の出現

などなど・・・

まさに、日本の子供たちは危機的状況です。

あそびを通してさまざまなことを学んでいくと言う事が不足しているということです。

私たちが子供のころは(30年くらい前でしょうか)学校が終わった後は
かんけりやかくれんぼなどして日が暮れるまで遊んだものです。

最近はというと、TVゲームや塾などが中心になっているように思います。

また、便利な生活がこども達の体力低下を招き、さらにコミュニケーションをダメにしているひとつであると言う事。

今あるものを否定するわけではありませんが、便利になりすぎるのもどうかと思ってしまいます。

幼稚園や保育園などの幼児施設を多く担当させていただいている中で、設計者としてこども達のすこやかな成長を手助けできればと思います。
昨日のセミナーは設計者として、そしてこどもの親として考えさせられるセミナーでした。




内藤廣講演会に行ってきました。

先日、建築家の内藤廣氏の講演会に行ってきました。

会場は東京大学の弥生講堂・一条ホールです。


この講堂は建築家の香山壽夫氏が設計し、2002年度の日本建築学会作品選奨に選ばれた建物です。こちらの建物はまたの機会に紹介したいと思います。

本題に戻りますが、講演会のテーマは「アアルトが教えてくれたもの」です。アルヴァ・アアルトはフィンランドを代表する建築家で、1976年に亡くなりましたが、自分も好きな建築家の一人です。



内藤氏がアアルトの建築を見て廻った時の感想やアアルトの建築について自分なりの解釈という事でしたが、非常に興味深い話が聞けたと思います。
また、内藤さんの建築観も聞くことができ、非常に勉強になりました。



先週の室伏先生の講演でも出ていましたが、内藤氏も「内と外」の関係性について話をされていました。コンセプトにもとづく空間(建築)のあり方や造り方はお二人とも違いますが、それぞれ興味深いものでした。

建築を造っていく中で建築に対する自分のテーマ(=コンセプト)を持つことは大切ですし、持つべきだと思います。

社会において、建築家のなすべき事やあるべき姿について、大学における建築授業の現状についての話も聞けましたが、特に今回は建築についていろいろ考えさせられる講演会でした。



室伏次郎講演会に行ってきました。

昨日は、夕方から神奈川大学教授の室伏次郎先生の講演会に行ってきました。室伏先生が今年度で退任されるため、大学生が企画をしたものです。



会場は建築家の槙文彦氏設計の16号館でした。


講演会のテーマは「場所性の建築 構築された外気の空間・曖昧な境界」です。先生の建築観を作品とともに紹介されました。

先生は私の卒業後に教授になられたのですが、在学中は非常勤として設計の授業で数回教えていただいた事があります。

講演は2時間以上に及びましたが、非常に興味深くまた勉強になる内容でした。先生の話を聞いていると、当時が懐かしく思えました。

著名な建築家の講演会を聞いたり建築を見に行くと、建築に対するモチベーションが上がります。やる気が湧いてくるというか・・・、自分にとって栄養剤みたいなものですね。



トイレのセミナーに行ってきました

TOTO株式会社の「パブリックユニバーサルデザイントイレセミナー」〜一人でも多くの人にやさしいパブリックトイレへ〜へ行ってきました。


内容は、バリアフリー新法の説明、実際トイレを使用している映像を用いて配慮するポイントの説明や最新事例の紹介といったものでした。


モニターの方に協力して頂いて使用しているところを映像で見せて頂いた事は大きな収穫でした。特に、様々な障がいを持った方の使用方法などは改めて気付く点も多く、よい勉強になりました。また、ユニバーサルデザイントイレということで、誰もが使い易いトイレの提案もあり、今後の設計に役立ちそうです。

スタッフの跡部が、新しい多目的便所を試してみました。
細かいところに配慮され使いやすい事と、デザイン的にも良かった印象が残りました。


トイレに限らず、設計は”かゆいところに手が届く”事が大切だと思います。



講演会に行ってきました

1日(火)に、講演会に行ってきました。


講師はイギリスの総合エンジニアリング・コンサルティング企業オーヴ・アラップ・アンド・パートナーズ 副会長セシル・バルモンドさんと日本を代表する建築家の伊東豊雄さんです。
会場は文京シビックホールで行われましたが、1800人定員の会場は満員でした。お二人の人気が伺えます。

テーマは「New Organisation」といことでしたが、お二人の最新プロジェクトをはじめ、デザインプロセスや空間の捉え方などをいくつかのキーワードを用いてお話頂き、難しいところもありましたがたいへん興味深い内容の講演でした。

伊東豊雄さんとセシルさんのコラボ作品のSerpentine Gallery Pavilion 2002


伊東豊雄さんの最新プロジェクト:台中メトロポリタン・オペラハウス


セシルさんの現在進行中のプロジェクト:CCTV


上の写真のプロジェクトは、今までの建築の概念を打ち破っているような気がします。ほんとに出来ると思うと驚きの一言です。
講演を聴いていて、お二人とも常に新しい事への挑戦をし続けていることを感じました。私も講演会は久しぶりでしたが、講演会のあとはいつも建築に対するモチベーションが高まる思いです。



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